お久しぶりの「有田焼とオールドバカラ研究会」
「有田焼とオールドバカラ研究会」と「韓国宮廷料理Byeo-lee-yaさん」
4月の末にお客様のご自宅にて「器とグラスの勉強会」を開催していただきました。
その時に集まって頂いた方々を中心に、今回は弊社にてオーナー井村が伝える江戸中期からの柿右衛門・今右衛門と、ジャポニズムのオールドバカラの会を開催いたしました。
弊社には地下に小さな美術館があり、歴代の柿右衛門・そして11代以降の今右衛門の作品を展示しております。
実は、この美術館の良さは解説抜きでは伝わらないと日ごろから思っております。
そのため、定期的に、地下の美術館と、一般公開していない井村のコレクションルームのオールドバカラ作品を解説と共に御覧いただく機会を設けております。
今回の会では、
主催して頂いた方のご友人9名にお集まりいただきました。
今回、スタッフ大野の個人的な驚きポイントがございまして…
それはですね…
井村の解説がバージョンアップしていることです!
歴史的な情報がより細かく、美術館・コレクションルームに一緒についてサポートするスタッフ要員の私が聞き入ってしまいました(笑)
日ごろから、来館されるお客様に歴史や想いを伝えることの難しさを感じているのですが、その点、オーナー井村は長年自身で作品を集めた様々な経験により、言葉に深みがあります。
それでいて、かたぐるしくない雰囲気で語るため、尊敬します。
そして、皆様の興味の深さや驚かれるポイント・質問からは、こちら側が新しい発見になることも多いです!!
勉強途中の大野は分からないことも多く、「宿題にさせてください!」ばかり申してます!!
今回のスペシャルポイント!!
お料理がプロ並みにお上手な主催者様が、ご自身でガスパチョやカナッペを作ってきてきてくださいましたので、サロンにて大盛り上がり。
お手製のガスパチョをオールドバカラのグラスで盛り付けたのですが、写真を撮れませんでした-(/_;)
二次会に行くまでの少しの時間だったのですが、このカナッペが大変好評で、大野も沢山いただいちゃいました!!
二次会:韓国宮廷料理
場所を移しての二次会も主催者様にご紹介していただきました。
広告はされず、口コミだけで評判の「韓国宮廷料理のレストラン:Byeo-lee-ya ピョリヤ」さん
ソウルの宮中飲食研究所で宮廷料理と伝統料理を学ばれた星野さんがご夫婦でされている素敵なお店
そして、でてくるお料理がまた、、、、、
ため息がつくほどきれいで、そしておいしい。
普段イメージする韓国料理とは全く異なり、調味料も職人が蔵で作った物を取りそろえ、素材のもつ味を引き出して作られていらっしゃいます。そして厳選されたワインと共に、心が満たされる時間を過ごしました。
二次会でも、もちろん美術の話で盛り上がったのですが、歴史はつながっていますね…
韓国の宮廷料理とは、韓国に唐辛子が伝わる前のお料理となるため、キムチで赤いイメージは全くありません。
星野さんからの「唐辛子」にまつわる面白い話
私たちの磁器に関連する話として、豊臣秀吉が朝鮮へ攻め入るのは、領土だけではなく、当時陶器や磁器が大変貴重だったので、それらを求め「焼き物戦争」と呼ばれたことを話したりしています。実際に、朝鮮より陶工を連れ帰り、その中の一人「李参平」が有田で磁器の元となる陶石を発見したことが有田焼の発祥です。
そして「韓国」といえば「キムチ」ですが、その唐辛子を朝鮮に持ち込んだのは「豊臣秀吉」との説があるとか!!
防寒対策として、草履に唐辛子を刷り込んでいたようで、それが伝来の起源なんですって…
歴史を通してひも解いていくと、様々な横つながりが発見できるので、スタッフ大野はどんどん深みにはまっていきそうです(笑)
皆さま、ご来館いただき、楽しい時間をありがとうございました。
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オールドバカラ・柿右衛門・今右衛門の専門店|京都美商ギャラリー
京都美商ギャラリーは、1961年に京都下鴨で創立した西洋アンティーク・肥前磁器の専門店です。長年蒐集をしてきた経験をもとに、オールドバカラやオールドフランス、古伊万里や柿右衛門などを取り扱っております。量産品ばかりの近年では見られなくなった職人技、手作りの温かみの魅力をより多くの方に身近に感じて頂きたいと考えています。
屋号 | 京都美商株式会社 |
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