❤️St. Valentin’s day❤️
京都美商の❤️St. Valentin’s day❤️
靴型のオールド バカラ
雪もちらつき未だ寒さが厳しいですが❄️、バレンタインにむけて心が温まっている方も多いのではないでしょうか?
今回は、とってもユニークな作品のご紹介です。
チョコレートを詰め込んだ可愛らしい👞靴型👞の置物は、1892年創業の
ショコラテトリー『LA MARQUISE DE SEVIGNE』のために、1956年頃にバカラが制作した逸品です。
今となっては、どのようにチョコレートをつめていたのかわかりませんので、思うままに弊社でもディスプレイしてみました(笑)
そもそも、どうしてチョコレート屋さんが靴型をオーダーしたのでしょうね。。。。
と前から思っていたのですが、飾ってみると意外にかわいらしくなりました(^^♪
マルキーズ・ドゥ・セヴィニエは現在もパリにお店がありますので気になる方はぜひチョコレートもお楽しみください❤️❤️
そして、今日のお話しは、店名にも冠された、マルキーズ・ドゥ・セヴィニエ(セヴィニエ侯爵夫人)についてです。
彼女は17世紀フランスの書簡作家です。
セヴィニエ侯爵夫人
25歳で寡婦となった彼女が書簡作家として脚光を浴びるきっかけは愛娘フランソワーズの結婚でした。
「フランスでもっとも美しい娘」と評判であった娘が伯爵の妻として迎えられ、パリからプロヴァンスへと移り住みます。幼い頃から、近しい間の人とは死別することが多かったセヴィニエ侯爵夫人は、特に娘を溺愛していました。
その娘の旅立ちにひどく悲しみ、週に何度も愛の溢れた手紙を書き送るようになります。
週に3~4回、25年続いた手紙ですが、手紙の内容は、パリの流行など17世紀の鮮やかな時代風景など、だんだんと文学的な要素が高まっていき、彼女の書簡が世の中に出回るようになるのです。そうなると、彼女自身、人々に読まれていることを意識して書くようになったとも言われ、フランスでは中学校の教科書に用いられるほどメジャーなものとなりました。
そんなセヴィニエ侯爵夫人の名を冠したものがバカラにもあります。
非常に繊細なデザインからは彼女の生涯を感じることができます。
1899年のリリース以降、100年以上製造され続けたロングセラーデザインで、グラス以外にピッチャーなどもあり、愛されたことが伝わってきます。
バカラの作品は、著名人や地域の名になっていることが多いのですが、深く掘り下げて作品をみる楽しみ方のひとつになるかもしれません(^^♪
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オールドバカラ・柿右衛門・今右衛門の専門店|京都美商ギャラリー
京都美商ギャラリーは、1961年に京都下鴨で創立した西洋アンティーク・肥前磁器の専門店です。長年蒐集をしてきた経験をもとに、オールドバカラやオールドフランス、古伊万里や柿右衛門などを取り扱っております。量産品ばかりの近年では見られなくなった職人技、手作りの温かみの魅力をより多くの方に身近に感じて頂きたいと考えています。
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