【 10年間のみ作られた希少なグラス 】
皆さま、大変お久しぶりでございますm(__)m
井村美術館 新人スタッフの唐子(カラコ)です。
まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
こんな暑い日を和らげてくれる可愛らしいワイングラスをご紹介いたします(^^♪
オールド バカラシの希少シリーズ【ELISABETH(エリザベート)】です。
もしかすると、聞いたことのあるお名前かもしれません✨
エリザベートという由来は、シシィの愛称もあるオーストリア皇妃エリーザベトにちなんで名付けられたモデルです。
モチーフとなっているたくさん、散りばめられたお花の文様が可愛らしいですよね♫
こちらのお花は、「エーデルワイス」というオーストリアの国花です。
花言葉は、『大切な思い出』というスイスの言い伝えからきています。
他にも「勇気」「忍耐」など、西洋の花言葉では「高潔な勇気」といったまるで皇后の美しさを醸し出してくれているような素敵なお花ですよね。
エリーザベト皇后がエーデルワイスを好んでいたことに由来しており、パブルス家の夫である、皇帝フランツヨーゼフ一世は、エーデルワイスをモチーフにしたジュエリーを彼女にプレゼントしたこともあるようです✨
なんだか、微笑ましいエピソードですね♪
また、宮廷画家ヴィンターハルタ―作のエーデルワイスの花を型取った髪飾りをいくつもつけた彼女の肖像画が描かれています。
有名な肖像画のため、グラスのシリーズ名になったとも言われています。
「エリーザベトの肖像画」
そもそもエリーザベトがどんな女性だったのでしょうか?
少し、ご紹介させていただけたらと思います。
オーストラリア皇后エリーザベト・フォン・エスターライヒは、バイエルン王家のヴィッテルスバッハ家傍系の次女として生まれます。
父マクシミリアンは、王位継承権からは遠く公務とは無縁であったためエリーザベトも狩りなどをして、のびのびと自由に育ちます。
しかし、このような自由を満喫していた生活も終わりを告げます。。
お姉さんのお見合いについて行った際に、相手のオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に気に入られ、なんとお姉さんではなく妹のエリザベートが御妃になったのです😲 ❕ ❕
婚約が決まってからお妃になるための教育を受けましたが、勉強が得意でなかった彼女には窮屈な生活になっていきました💦
宮廷の厳格さに耐えられず、生涯に渡り様々な口実を見つけてはウィーンから逃避し続けたそうです。
そんな彼女に心安らぐ場所になったのが、当時オーストラリア帝国の一部であったハンガリーでした。
生涯愛し続け、ハンガリー独自の基礎を作ったとして今でもハンガリー国民から愛されつづけているそうです。
エリーザベトの晩年最大の悲劇は、息子ルドルフ皇太子の自殺(暗殺の説もあり。)でした。
夫フランツ1世の死後、喪服を着続けたマリア・テレジアに倣い、彼女は亡くなるまで喪服を脱ぐことはありませんでした。
1898年9月、旅行中のジュネーヴ・レマン湖のほとりで、イタリア人の無政府主義者ルイジ・ルケーニに鋭く研ぎ澄まされた短剣のようなヤスリで
心臓を刺されて殺害され、その生涯を閉じました。
最後は、悲しい結末ではありますが。。。
彼女本来の天真爛漫で可憐な雰囲気と当時のヨーロッパ宮廷一、美貌の持ち主だったいわれたエリーザベスの気品あるイメージがグラスの文様となっている繊細な花柄のエッチングから醸し出されている優雅なグラスに感じました(*^^)✨
また、10年間しか制作されなかったというとても希少であり、人気の高いデザインです。
今回は、見ているだけで愛らしく癒しを届けてくれるような【エリザベート】のワイングラスをご紹介いたしました。
こちらの作品は、ギャラリーに飾っておりますので、ご興味のある方はぜひお立ち寄りください✨
お待ちしております(#^^#)
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