❤️St. Valentin’s day❤️
BLOGKyoto Bisho Galleryオールドバカラや西洋のアンティークスタッフの疑問・気付き作品解説Old Baccarat
明日はバレンタインですね!
京都は晴れ間が続き、お昼間はコートもいらないぐらいに温かい土曜日です。
本日はバレンタインにちなんだお話をしてみようと思います(^^♪
バレンタインの歴史ってローマ時代にまでさかのぼることはご存じでしょうか?
【バレンタイン】の歴史を探ってみようと思います!
時代は、西暦213年… って1800年も前のお話です!
ローマ帝国皇帝は、愛する人を故郷に残しては兵士の士気が下がるとして、婚姻を禁止したそうです。
しかし、キリスト教の司祭、ヴァレンティヌス(バレンタイン)は、悲しむ兵士のために内緒で結婚式を行っていたそうですが、その噂が広まり、皇帝の怒りをかってしまいます。
皇帝は司祭に対して二度とそんなことをしないようにと命令したものの、ヴァレンティヌス司祭は依然として命令に屈しなかったため、処刑されてしまいました。
そして、その処刑に選ばれた日が、2月14日だったのです。
2月14日は家庭・結婚の女神として知られるユーノの祝日だったことや、その次の日がルペルカリア祭ということで、ウァレンティヌスはルペルカリア祭に捧げる生贄とされたようです。
そんな歴史から、2月14日は【恋人たちの日】となったようです。
1800年の時代を越えても、この話はヴァレンティヌス司祭が正しいと感じてしまう私です(笑)
日本では、バレンタインデーには女性から男性へ愛を伝える日となっていますね!
なので、お次はバカラとチョコレートにフォーカスした作品をご紹介したいと思います!
チョコレートを詰め込んだ可愛らしい👞靴型👞の置物は、バカラの作品なんです。
1892年創業のショコラテトリー『LA MARQUISE DE SEVIGNE』のために、1956年頃にバカラが制作した逸品です。
本当に靴…
ハイヒールとかでもなく、靴です( ゚Д゚)
チョコレート屋さんの名前は…?
マルキーズ・ドゥ・セヴィニエは現在もパリにお店があります。
店名にも冠された、マルキーズ・ドゥ・セヴィニエ(セヴィニエ侯爵夫人)は17世紀フランスの書簡作家です。
25歳で寡婦となった彼女が書簡作家として脚光を浴びるきっかけは愛娘フランソワーズの結婚でした。
「フランスでもっとも美しい娘」と評判であった娘が伯爵の妻として迎えられ、パリからプロヴァンスへと旅立っていきました。
溺愛していた娘の旅立ちにセヴィニエ夫人はひどく悲しみ、週に何度も愛の溢れた手紙を書き送るようになります。
セヴィニエ夫人は手紙の中で、パリの流行など17世紀の鮮やかな時代風景を娘に紹介し、我が子への想いを伝えます。
娘に送った書簡は、大変美しい描写が書かれたことから、フランスでは中学校の教科書に用いられるほどメジャーなようです。
セヴィニエ侯爵夫人の名がついたグラス
バカラのグラスにもセヴィニエ侯爵夫人の名を冠したものがあり、非常に繊細なデザインで、1899年のリリース以降100年以上製造され続けたロングセラーデザインです。
最後は作品紹介になってしまいましたが…
明日は❤️St. Valentin’s day❤️
皆様、素敵な時間をお過ごしくださいませ!!
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京都美商ギャラリーは、1961年に京都下鴨で創立した西洋アンティーク・肥前磁器の専門店です。長年蒐集をしてきた経験をもとに、オールドバカラやオールドフランス、古伊万里や柿右衛門などを取り扱っております。量産品ばかりの近年では見られなくなった職人技、手作りの温かみの魅力をより多くの方に身近に感じて頂きたいと考えています。
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