たかが120文字、されど120文字
作品解説のむずかしさ…
今回は編集作業についてのお話しです
昨年から連載企画や、作品を冊子で掲載することが多くなりました。そうなるとそれぞれの作品解説が必要になってきます。
冊子の連載企画では、編集者さんと打ち合わせを行い、ある程度文章化して頂き、その後、私たちにて編集を行っていくのですが、美術の内容となると、時代背景などの事実関係もしっかりと調べ上げた上で、内容から言葉の選び方にも緊張感をもって、文章化していくことを繰り返します。
慣れるまでは期限に追われる日々でした。
昨日は、通信販売で紹介していただいてる『ロイヤルステージ』さんへ提案する作品、20点についてそれぞれ120文字程度で紹介する文章を作成する作業があったので、ちょっとご紹介(^^♪
まず、私たちスタッフは作品とその作成年代などの詳細を一覧にします。
そして、 それぞれ作品や写真をみながら館長井村に特徴を語ってもらいます。
今は録音ができるので楽ですね(笑)
しかし、次の作業がまた大変で…
文字起こしです。
館長はひとつひとつの作品に思い入れがあり、語り出すと作品のいいところがたくさんありすぎて話が止まりません!
勉強になるので私たちスタッフにはとてもありがたいのですが、120文字にまとめるにはあまりにも大量の情報です(笑)
伝えきれない館長の想いを泣く泣く削っていきます。
そして、次に取り掛かるのは、館長の解説を元に、作品に必要な歴史的背景など、資料や書籍とにらめっこしながら事実確認を再度行っていきます。掲載して頂くのが、美術史を語るような冊子なのか、販売目的の作品紹介なのか、、目的に合わせて表現もさまざまです。
たかが120文字、されど120文字なのです。
最終的にできあっがた120文字を館長に確認してもらい、GOサインが出たら提出となります。
先日、担当者の方からも、弊社の作品解説はわかりやすいとお褒めの言葉をいただけました^_^
「読む人はいるのかなぁ?」なんて思いつつ気を抜かずにやり続けること、だれかに伝わればいいなぁ…と今日も文章と格闘します。
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