2018年のクリスタル旅行記①
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スタッフの旅行記-①
オーナー井村はこの40年間、ヨーロッパを中心に、マイアミ、時にはジャカルタなど世界各国に買い付けに行ってました。海外出張総数は100回以上。
そんな過去の話を聞くことは楽しすぎます。
今のようにインターネットもない時代、情報は少なく、為替レートも今と数倍の違いがある中、サザビーズやクリスティーズのオークションに参加するといった華やかな世界の一方、ジャカルタでは集団詐欺にあったり…
インターポールなどといった言葉が飛び交うこともあり、まるで映画の話を聞いてるような錯覚が起こります(笑)
オーナーは朝日新聞社との同行取材も行っており、ヨーロッパ→アフリカ→インドネシア→日本をめぐった旅は、書籍『セラミックロード-海を渡った古伊万里-』にまとめられています。

鑑定力を鍛えるためには、本物、そして質の良い物だけを見ることが大切だとオーナーは言い続けてます。
現在は高度な技術による悪意のある偽物も多く、また、様々な国の作品が行き来してしまった市場なので、私たちのようなスタッフが学び始めるには環境がよくないようです(>_<)
過去は物が荒らされてなかったから、美術を学ぶことが今よりも易しかったと言っています。
それでもめげませんけどねっ‼︎

そんなヨーロッパへの買い付けは、今ではコンタクト取りやすく、輸送体制も整っているので、息子(チーフ)が行くことが増えてきてます。
京都美商ではスタッフも買い付けに同行することもあります。
今回は、勉強と題してスタッフ大野がオランダ、ベルギー、フランス、に行ってきたので、その旅行記です。
フランスではバカラの美術館、サンルイの美術館なども訪れてきたので、そっちが気になる方は下記のリンクから読んでみてください!
まずはオランダ。
オランダはとても魅力的な国でした。
江戸中期にあれだけの株式会社を立ち上げ世界中で貿易を行っていたことを考えると、その時の交渉術や生活術が深く根付いてるのかも…。
オランダという国の成り立ちを知りたいなぁ…と感じてます^_^
なんて思いながらフェルメールが描いた「デルフトの眺望」の場所にも近かったので寄ってみました!

デルフトは焼き物でも大変有名な町で、伊万里焼を真似て焼いた作品も数多くあります。
町のアンティークショップに立ち寄りましたが、まさしくデルフトで焼かれた伊万里写しを発見!!
でもその中に、本当の伊万里焼のように見える作品もあったりしますよーー(^^)
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オールドバカラ・柿右衛門・今右衛門の専門店|京都美商ギャラリー
京都美商ギャラリーは、1961年に京都下鴨で創立した西洋アンティーク・肥前磁器の専門店です。長年蒐集をしてきた経験をもとに、オールドバカラやオールドフランス、古伊万里や柿右衛門などを取り扱っております。量産品ばかりの近年では見られなくなった職人技、手作りの温かみの魅力をより多くの方に身近に感じて頂きたいと考えています。
屋号 | 京都美商株式会社 |
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〒606-0804 京都市左京区下鴨松原町29 |
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