2019年☆夏☆買付旅行記-③ MASTER PIECE in London
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ロンドンのアートフェア
スタッフの旅行記-3
ロンドン到着して3日目。
本日は、友人の招待で、「MASTER PIECE」の展示会に参加できることになりました。
会場は「The Royal Hospital Chelsea」で行われており、美術好きな私のために、招待者しか入ることのできない機会を用意してくれていたなんて、感動です!

午後に友人と待ち合わせをして、会場へ向かいました。

現代アートやアンティークの作品など、各ギャラリーがブースごとに分かれています。

私が気になるのは、古伊万里、柿右衛門写しのマイセンやシャンティー、明治の工芸、そして、オールドバカラなどのクリスタル作品、、、
日本でも、海外であっても見たいものがはっきりしています。
そして、日本国内の展示会であれば、それらの作品があることは当然なのですが、イギリスの大きな会場でも日本物を果たして見ることができるのでしょうか?

なんてぐるぐると会場を回っていると、意外に、日本物を見つけることができました!
こっちでもそんなに人気があるのですか??みたいな(笑)

1735年~1740年頃
これは、今なお、しっかりとマーケットが続いている証拠で、地震や災害で日本での美術作品の動きが鈍くなる中、海外の市場を通して勇気を持つことができました。
そういえば、昨日寄ったお店でも、「古伊万里、江戸期の柿右衛門様式は小さいながらに再ブームが来ていて、その売り先はイギリスの方々です」と言う話を聞きました。
マーケットの動きを、国内だけに目を向けていてはいけないなぁと実感した旅になりそう。
そして、その他にも明治工芸をみつけました(^^♪
明治期の七宝「並河制」の作品ですが、並河靖之の七宝作品は「杖の取っ手」までに至っていたんですね!

そして、私的にびっくりしたのは、こちらの作品!!
鏡????
不思議な異次元の世界(笑)
現代の作品は、想像の上をいくものが多く、驚きます( ゚Д゚)
そんな作品の向こうの方から、オーラを感じ、ふと目をやると、オーナー井村の友人である、近藤高弘先生の作品が置かれていました。
先月、オーナーと先生の作業場の窯を訪れたばかりで、作品を拝見させていただいたのですが、人間国宝「近藤 悠三先生」の孫であり、今では現代作家として世界的に活躍されています。
日本人として芸術を見ている以上、日本贔屓になってしまうのですが、世界からみた日本美術という感性を感じた1日でした。
こんな機会を用意してくれた友人に感謝です(^^)/
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オールドバカラ・柿右衛門・今右衛門の専門店|京都美商ギャラリー
京都美商ギャラリーは、1961年に京都下鴨で創立した西洋アンティーク・肥前磁器の専門店です。長年蒐集をしてきた経験をもとに、オールドバカラやオールドフランス、古伊万里や柿右衛門などを取り扱っております。量産品ばかりの近年では見られなくなった職人技、手作りの温かみの魅力をより多くの方に身近に感じて頂きたいと考えています。
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